2021年1月31日日曜日

旅のはじまりarchiveーいつでも、どこへでもー

 こんにちは。今日は1月最後の日。

子供が描いた筆跡と混じり合う色彩をみながら

”インドってこんな感じなのかしら” と、

まだ見ぬ地に思いを馳せました。


オーロラグランでは1月のテーマを

ー旅のはじまりーとして、

旅から生まれたリングをご紹介して参りました。



今こそ、より愛おしく思い出される旅の一瞬一瞬。

その輝きが未来への希望につながります。


本日は、前回の「スペイングラナダ編」に続き
デザイナーの旅Storyをご紹介。


ー色彩とマチィエールに溢れるインドの旅からー

ずっと行きたいと思いながら

やっと訪れたこの国は

想像以上の心地よさがありました。

牛も人も車も(たまに象やラクダも)混合状態で

行き交う賑やかな通りを、

時にはリキシャでジェットコースターのように走り抜け、

時には寺院の庭で飛び跳ねる猿を横目に、

目的もなくぶらぶらして過ごしたり。

これでいいのだ、と納得した旅でした。

そして、えっ、なになに、そうなの?どうなの?

とびっくりする毎日でもありました。

ジャイプールからアーメダバードへ。

この旅から生まれた「INDIA」レイヤード。

寺院やブロックプリントにもみられるペイズリーや草花をモチーフに

デコラティブでエネルギッシュなイメージと

シンプルなラインがミックスされた

新鮮なインドテイストが魅力のコレクションです。


次のStoryはヴェネツィア


ー水の都の旅からー
ある春の日、フィレンツェから電車でヴェネツィアへ向かった。
車窓から現れては去っていく街や丘隆を
ぼんやり眺めていると、
自分の過ごしている時間が
ゆっくり溶けていくようだった。
そして突然開けた海の景色に目が覚めた。
電車はその海の上にまっすぐかけられた鉄橋を突き進んでいく。


その先に見えてきたのは水に浮かぶ街、
そう、ヴェネツィアが近づいて来る。
電車はサンタルチア駅のホームに滑り込んだ。
駅を出ると目の前には運河、船、賑やかに行き交う人々。
私は驚きと興奮のまま水上バスに吸い込まれてゆく。


船がすーっと動き出し運河を進み始めると、
まるで劇場の幕が上がったかのように、
両岸に立ち並ぶ優雅に古びた建物が
次から次へと登場する。

ギリシャ神話を思わせる彫刻、

水面に反射してキラキラ煌めくモザイク、

ムーア様式の美しい窓。

船を降りて宿に着いてからもヴェネツィア劇場は続く。

街に巡らされた運河沿いを歩く。

迷路のような路地を抜け、

いくつもの小さな橋を渡ってゆく。

気がつくと日が暮れて、

月が運河の水面にゆらゆらと浮かんでいた。

水の都の思い出。






ヴェネツィアの窓

3つ重ねるとひとつのデザインが現れる

重ね付けの魅力が感じられるコレクションです。



旅に出られない今、
各地への旅から生まれたリングを重ねて
指先に異国の景色を描いて楽しむ。

想像=創造

想像の中でなら、いつだって好きな場所へ旅立てる。



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